The Big Issue/No.116(ビートルズの表紙)に、文化人類学者の上田紀行さんが『経済の不況より生きる意味の不況の方が深刻ではないか?』の対談の中で、 「オートマティックな決断をして一見成功....ところが、ドつぼにはまったり、苦悩に陥ったり....価値観が崩れてしまうようなそんな時、ダレかに出会って今日はこういう話をしている、というその「今あること」と向かい合うことにより、人間の個別性が出て来ると僕は思うんです。 画一化した貧しい幸福感しかもたない社会の中で、成功することがますます自分を画一化するのと反対に苦悩に出会っていくのは、自分の個別性や自分とは何なのかという事に出会うよいチャンスだと思う」とおっしゃってる。