2009年12月4日金曜日

恐怖教育



幼児の頃、
よく祖母の背中におんぶされて過ごした。

その時に祖母が歌ってくれていた子守唄は
”怖い夢見てうなされて〜”で始まる暗ーい曲。

聴かされる話は
悪いことをして死んだら、地獄に落ちる。
うそをついていたら、死んでから舌を抜かれる。
とにかく悪いことをして死んだら
釜湯でにされるし、針の山を登らされるし
死んでるから死ねないのに
痛いことばっかりされると
生まれてまだ2年ぐらいしか
たってないのに、いっぱい聴かされた。
死ぬという概念も悪い事もわかってはないが
子供は怖い話は好きだから
想像をはり巡らす。
そうするうち、何年か経って、ある日、
なにかの拍子に子供は地獄絵を目にする。
そうすると
そこには年寄りが話していたとおりの怖さが存在し
あ〜やっぱり
悪い事したらおばあちゃんの言うていたとおり
こうなるのかあとますます想像過多になる。

というふうに
信心深い年寄りと時間を過ごした子供は
いい子になります。

おかげさまで
本来、守護天使であるはずの大天使ミカエルが
上の写真のようにnavaoには閻魔様に見えてしまう。
祈りの部屋などにあろうものなら
縮み上がってしまうのです。
(写真はMontserrat/Barcelona/Spain)

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