月曜日、
重たい荷物を運んでいる時に
足にぶつけて
親指の爪が半分剥がれてしまった。
やっちまったなー
大阪、梅田近くのオフィスビルで
血だらけのサンダルのまま、考えた順番。
1・たばこをすったら血管収縮して血が止まる
→やはり、止まった。
2・半分取れかかってるんだから、思い切って引っこ抜いちゃおうかなあ
→うーん、ちょっと待て、とりあえず.....
3・巻き爪でお世話になっている皮膚科のお医者に電話しよう
→引っこ抜いちゃあ、ダメ! 見てから処置しますから来れますか?
お医者様に言われて
思いとどまり、それから皮膚科へ向かった。
『人間ってそういうとこ、ありますよね。
all or nothing。でも、やらなくてよかったですよ。
全部取れちゃってるのと
半分残ってるのとでは、随分、治りが違います。』
そうそう、先生、おっしゃるとおり
以前から私はそういう性格だったわ。
all or nothing
思い出したわ。
「叩っ切ってやるー」
萬屋錦之介のファンだったから
彼の舌足らずなワンフレーズが
頭の中に一瞬のうちに流れて
物事をパシパシやっていた。
その「叩っ切ってやるー」は
ぶった切ってやるー
→ぶっこわしてやるー
→たたき壊してやるーと
いろんな変遷を経て◯十年。
ちょっとは立ち止まって考える筋力がついてきたのかな?
引っこ抜かなくてよかったー!
次の日から歩けてますもの♡